sora tob sakanaが解散しました

2020年9月6日のラストライブをもってsora tob sakanaが解散しました。

本当は前回の記事だけにするつもりで(加えて、アイドルを応援するのはきっとオサカナが最初で最後という気持ちを込めて)ブログの名前をつけたけど、結局また書いてるので笑ってください。と言っても書きたいことは大体前の記事に書いてしまったんですけど!

 

解散発表から3か月ちょっと、あっという間の時間だった。

ツアー、アルバム、新衣装、月面の扉、横浜の4公演、新衣装サブ、定期公演、アルバム再現公演、、、盛沢山で最後の最後まで駆け抜けてくから、本当に解散するんだっけ?って気持ちになる瞬間もあった。ラストライブ当日になっても覚悟みたいなものは全然できてなくて、どちらかと言うとどきどきふわふわした大きいライブの前の高揚感が強くて。どのTシャツを着ようか悩んで、ペンライトを買って、deep blueにしたいなと思いながら手足の爪を青く塗って。ドリンク販売無いからなぁと思いながら500mlのペットボトルを鞄に突っ込んで日本青年館に向かった。

本当に幸運なことにS席のチケットが当たって、しかもほぼドセンで前から3列目というすさまじい席だったので、発券して席番を見た時からわかってはいたけれど実際に座ったときの興奮はやばかった。一生分のチケット運を使い果たしたかもしれないけどそれでも良いやって思うぐらい。

そしてどきどきしながら開演を待って、予定時間からは少し押してライブが始まった。 

 

あ、これが最後なんだって一番強く思ったのはwhale songのタム(で合ってるかな…)の1音目を聞いた時だった。鋭くて強い緊張感にあふれた音が心臓に刺さって浮ついてた気持ちがぎゅっと締め付けられて。でもとにかくそこから徹頭徹尾最高のライブだった。まさかの新衣装、可動ディスプレイに表示されるVJはパワーアップした特別仕様。レーザー、火花、紙吹雪、スモーク、銀テープ。過去最高の演出に負けないバンドセットのキレキレで楽しそうな演奏、そしてそれらの中心で本当に楽しそうにパフォーマンスするオサカナの3人。

ばっちりメイクのまなちゃんはやっぱりこの世で一番かわいくて美しくて、本当に本当に楽しそうで、ニコニコで、自信にあふれた表情で、誇らしげで。BNB可愛すぎて脳が溶けたし祝祭でバンドメンバーさん叫んでるのもめちゃめちゃテンション高くて楽しげで、一生この時間が続けばいいのにって思った。最後まで音程やリズム感も完璧で透明な怪物のハモリも聞けて。新しい朝で起きろーって叫びたかったな。代わりに精一杯こぶし突き出したけど、やっぱりね。

3人ともパフォーマンスもめちゃめちゃ良くて。本当に本当に楽しい最高のライブだった。今までで一番いいパフォーマンスだったんじゃないかって思うんですよ本当に心の底から。いつだって3人が嬉しそうだとこっちまで嬉しくなるんだよ。世界観を作ってくれて、って言うけど、その世界観に見合う以上の魅力を生み出しているのは3人のパフォーマンスなんだよ。

4時間、50曲。それがどれだけ大変なのかただのオタクの私には想像することもできないけれど、最後まで笑顔でどこまでも軽やかだった3人は信じられないくらいアイドルだった。

 

オサカナはノスタルジーを強く感じさせる世界観でやっていて、でも彼女たちはその真っただ中にいるはずで。大人にとっては懐かしさでも彼女たちにとっては今だから、だからsora tob sakanaが彼女たちのものであってほしいと思ってた。もちろん商業なんだからそうなり得ないことは分かっているけれど、最後の最後の根っこのところでは彼女たちだけのものであってほしいって。なので、最初のribbonが紗幕の向こう側だったとき、3人だけの世界みたいで切なかったけどうれしかった。

最後の演出は本当に感情をばちぼこにされたのであの演出をするって決めた人を一生許さないのですが、それでも、3人が手をつないで顔を見合わせながら終わる、3人の中で完結する終わり方が本当に良かった。

 

最後にとんでもなく素晴らしいライブを見せてくれて、それでさっさといなくなってしまうんだから本当にひどい。とんでもない。絶対に、忘れることなんてできない。

曲もしばらく聞けないよ!何てことしてくれたのか。しばらくしたら聞くけど。何年だって、ずっとずっと聞くけど。

  

twitterのアカウント作ってよかったな。きっと一人じゃ3か月耐え切れなかった。フォローしてくれた方、リプやDMをくれた方、いいねしてくれた方、本当にありがとうございました。もっと早くアカウント作ってればよかった!とも思うけれど、間に合ってよかったとも、心の底から思っています。

 

オサカナの音楽は残って、映像も残って、でも彼女たちが歌って踊る姿を直接見ることはもう叶わない。それがどれくらいさみしいかオサカナがいない世界に慣れていない今はまだわからないけど、さみしくて悲しいことを素直に受け入れて生きていこうと思います。歩き続けていつかまた、もしも奇跡みたいに出会えた時は楽しい話をたくさんできるように。

 

たくさんの幸せをありがとう。オサカナを応援しなければ知らなかった感情がたくさんあります。青春を共有させてくれてありがとう。sora tob sakanaと過ごしたすべての瞬間が私の宝物です。

 まなちゃん、なっちゃん、ふうちゃん、そしてれいちゃん、みんなのこれからが幸せにあふれていますように!