メタモルフォーゼの夏にしよう

メタモルフォーゼだなぁ。

曖昧なシングル3に対して、もう要するに上の一言が言いたいだけなんですが。メタモルフォーゼ。変身、羽化(辞書を引いたら正確には羽化は英語でemergenceとかeclosionらしい、知らなかった単語だ…)。そんなイメージ。

夏に聞くべきシングル美味しい曖昧の「曖昧なシングル3」、2023年も聞いてますか!!!このオタクはブログ書きかけで1年以上寝かせてしまったので今更こんな記事を出します…やる気あるのかな…でも良い音楽はいつ聞いても良いので2022年8月3日に配信開始された「曖昧なシングル3」収録の4曲の感想を書きます。

 

・さまさま

1:40〜2:00ぐらいのワンカットのところはるちゃんが15秒で移動してちゃんとキメてると思うとめちゃめちゃくちゃ可愛いので見てくださいMV↓↓

2022年の美味しい曖昧の夏を象徴すると言えばこの曲。MVもクオリティが高くて可愛い!毎ライブ繰り返され10月末になっても終わらない夏にオタクは迫りくる地球温暖化を感じて震えた。

夏曲!タオル回す!!フェス!!!って感じの一曲なんだけど、家から出たくないことから始まるのがたまらなく好きです。ドロドロのファンデーションとか帰り道の日傘とか前髪とか、歌詞に共感しかなくて頷き続けてしまう。

2022年の夏の曖昧と言えばこの曲だったけど、美味しい曖昧で夏といえばなのはさんだな〜となるのもこの曲で、「真夏日 浮かれてんのは誰だ 名乗り出なよ」の歌割りが曲頭にくるのが大正解なんすよね。なのはさんのあのピカッとした感じってどうやったら出せるんだろう。ダンスのキレなのか、エネルギーの詰まった表情なのか、可愛くて明るい歌声なのか、ぴかぴかして吸引力がある瞳なのか。いつも可愛くてキラキラしてるんだけど、その上でさらに瞬間瞬間で人を惹きつける明るさと力強さが太陽みたいで眩しくなっちゃう。

余談ですが2022年夏衣装、なのはさんへの似合いっぷりにおいて一つの頂点だと思っていて、これはマジで個人的な印象なんですがなのはさんって夏が似合うところもそうなんだけど健康体!みたいなちょっと夏休みの子供のような少年と少女の狭間みたいな可愛さがあるのに同じぐらいお姉さんっぽさと色気もほとばしらせることができるじゃないですか。それを衣装で表現するとスキニーになるのか!!!!!みたいな、予想してなかったけど確かに滅茶苦茶似合うなという感動があった衣装でした。他メンバーも魅力を引き出しまくりでうずめさんのメッシュのイケメン具合とか(格好いい衣装だからこそ際立つ女性っぽさとセクシーさ、あると思います)はるちゃんのK-popショートパンツとスポーティ靴下の弾ける元気さとかっこよさとか(幽花はるかの脚のオタク)、やよちゃんの上品ヘルシーセクシーさとか(コンパクトな上半身からチラ見えする腹筋とふわっと広がるスカートのバランス!そして腹筋)ねむりさんのプリキュア感とか(セーラー襟をあんなに大人キュートに着こなせる人がほかにいますか)、秋からのメンカラ版も良かったけど夏のカラフル版の方はテキスタイルがとにかくさわやかで布は共通なのにシルエットだけでメンバーの個性が魅力的に表現されてて本当~~~~~~に今でも好きです。最高衣装。今後も曖昧の衣装期待してるよ!!!!余談、完。

うずめさんはるちゃんのラップも良いんだ〜〜本当にここの二人、新境地だなと思うんですよ!ちゃんとかっこよくやるパートにして曲を作ってくれるのも良いしそこをばっちりかっこよくキメてくれる二人にもテンションが上がる。イケイケすぎる。このラップパートが、うず→はるでギュンっとギアを上げた後にはるやよ(ここの二人の歌割りも好き…個人的に曖昧の真剣に見えて危険人間2トップはこの2人だと思っているので…)→ねむなのとパートをつなぎながらだんだん可愛いに着地させていく緩急も良いです。あと実はラップらへんの振りが細かいのにきちっと決まっててすごく好き!と言うのに今頃気付いた2023年。

この曲ってものすごく夏のぶち上げソングの顔をしているけど、歌の主人公はそんなに夏が得意じゃないんじゃないかなと思ったりする。でも、”君”と一緒に過ごせるなら笑って叫んで日焼けしてもいいじゃんって思えるのかなって。個人的には、2022年はアイドルオタク7年目にしてついにTIFへ初参戦した年でもありました。極めてインドア派の人間なので、夏フェスに対するスタンスとして暑そう…疲れそう…怖そう…やめとこ……みたいな人生を送ってきたこれまでだったけど、美味しい曖昧の初出演が決まったTIF。一瞬悩んだけど、TIFのステージでパフォーマンスする美味しい曖昧、絶対見たい。その気持ちが勝った。それでも、大丈夫かなあと思いながら前売りチケットを買って、うまくまわれるか緊張しながら当日を迎えて。気温は高いしスカイステージの階段は息が切れたし、汗でファンデどころか日焼け止めまでずるずるに溶けて、腕時計の跡が残るぐらい日焼けして、でもこれも全部思い出なんだなあって思ったら1ミリも後悔は無くてとにかく楽しかった。今思い返しても、楽しかった!!!!!!以外の言葉が出てこない。美味しい曖昧と一緒だったから見れた新しい景色です。

2023年、声出し効果なのかなんでこんなに楽しいのか分からないぐらい去年を超えて楽しい曲に進化したこの曲と、美味しい曖昧のみんなと一緒に、2回目のTIFで一緒にどんな夏が見れるのか心の底から楽しみです。

 

・幽体whisper

不思議でつかみどころがなくてふわふわしてて少し怖くて、でも気になって頭の片隅にずっと残っている、そんな曲。ダンスがえぐいと思っていて、見るたびに人体そんな動きできるんだ!?みたいな気持ちになります。

「今、忌々しいな 変わりたいな」の歌い出しは凡やよいのためにあるんじゃないかと思う。やよちゃんの声は結構、険が無いと言うか引っ掛かりなくするっと入ってくるなと思うことが多いんですよね。やよちゃんって特典会で話しても人を緊張させずに自然に話させてくれる不思議な包容力があって、それはもうめちゃくちゃ人柄の力だと思っていて、そんな人柄が声にもにじみ出てる時がたくさんある。少しだけ低めで心地良くて優しくも強くも美しさもかっこよさも出せる、何色にも染まれる、それでいて凡やよいの歌声だってわかる。メンバーカラーの白が似合う歌声なのかも(2023年の気付き)。この曲の歌い出しもそんな感じがよく出ていて、気付いたら隣にいるみたい。なのにその感覚で油断していると知らないうちに間合いを詰められてて、変わりたいと言われた時には命を握られてしまってる。

イントロからずっと鳴っているウータタウタタ…タターみたいなとかを弾いてちょろちょろしてるシンセ?キーボード?の音(この表現伝わりますか…)が不思議で妖しい雰囲気を作ってる印象なんだけど、サビではこの音が無くなるから感情が少しストレートに伝わってくる気がする。

「踊って」と「呪って」のところがダンスの好きポイントなんですよね。この二つ、動きの基本形(ステップを踏んで両手を左右対称に上げ下げする)は同じなのにニュアンスの付け方で全然違う印象にしてるのかなと勝手に思ってるけどどうなんだろ。足の動き方と言うか踏む回数が違うっぽいから違うかな。踊るのも呪うのもどちらも同じ自分。なりたい自分の姿があって、強かったり弱かったりして、でも何が”私”かを決めるのは私だから勝手に分かられたくない。そのままで良いわけない。変わりたい。でもどんな私になるか決められるのは許せない。この歌の子は何が本当のことか全然分からせてくれないけど、変わりたいのは本当なんだろうなと思う。

それでも、闇雲にほかの何かになりたいって喚くんじゃなく「あの自分に変わりたい」と言えるところが強くて眩しくて、私はこの子のことをちょっとうらやましいと思ってしまうのでした。

 

特典の美味しいワイワイで「レスを一切しない曲」と言っていたけれど、メンバーの冷たかったり儚かったり、かと思えばとても強い瞳をしていたり、真に迫った表情にゾクゾクする。やよちゃんはこの曲、歌もハマっているけど表現もかなり良いんだ~儚くて夜に溶けてしまいそうな表情を見せてくれるので息を吞んでしまう。ライブハウスの照明が月明かりに見える瞬間がある。そしてこれももう言っている人たくさんいると思うけど、特にねむりさんの表情がすごい。一番最後の「醜いのは絶対にイヤ」*1がねむりさんのパートなのが本当に良い。ねむりさんってお顔からスタイルまですべてが可愛くてダンスも声も華があってまさにあらゆる女子の憧れみたいな女の子なんですけど、持って生まれたものはもちろんあって、でもそれに胡坐をかいていたら絶対にあの姿にはなれないと思う。歌もダンスもビジュアルも、考えて努力して磨いてアイドルとしてとびきりキラキラの姿を見せてくれてるんだろうなと(勝手に)想像していて、そんなねむりさんが歌う「醜いのは絶対にイヤ」は凄みがあって、表情まで含めて心にズシン、とくる。

音楽の魅力と、最初に言った通りダンスもすごくて、表情もめちゃくちゃ見ごたえがある曲なのでライブで見るの相当好きです幽体Whisper。

 

・アマダリガ!!

「誰か助けてピカピカにしてもう一度だけやり直させて」「誰かの声は神様の声だから 誰かに保証された人じゃなきゃ安心できないの」

泣きました。これにつきる。ハイテンション沸き曲の皮をかぶった泣き曲。何を考えたらこんな歌詞にこんな曲つけようって思うんですか???(はちゃめちゃ褒めてます)(もっとやって)

ところでみなさん、ピカピカしたくないですか!?!?!?私はしたいです。だけど2021年中頃あたりからずっと人生が迷子でいる。この曲を初めて聞いた曖昧なワンマン3の頃はそれがかなりピークに近くて、自分の思うかっこいい人になりたい気持ちとでもじゃあどうしたら良いのかわからないって気持ちでぐるぐるぐるぐる悩みながらモチベーションとパフォーマンスの低空飛行を続けていたところにワンマンでこの歌を聞いて、サビがあまりにも刺さって誇張なく泣いた。(その後も悲しいかな迷子状態継続中なんですが、このへんの感情はそのうちちゃんと書きたいなと思っている、自分のために)

はるちゃんの歌声ってどうしてあんなにどんずばストレートで届くんでしょうね。この曲のサビは特に、ステージの上からたくさんの観客の波間を抜けて真っ直ぐに自分宛に投げてもらったみたいに錯覚する。自分が曖昧に出会った頃と比べると本当にはるちゃんは表現の幅が広がったなー!!と思っていて!元々スキルフルで強くかっこいパフォーマンスが印象的だったけど、段々と切なさも色っぽさもそしてとびきりの可愛いも、色んな幽花はるかをステージで見せてくれるようになって。この曲でサビのはるちゃんの歌声は力強いんだけど、ただ強いだけじゃなくてその裏で弱さや悲しさやるせなさが自分にあることを知っているように感じるから、そして最初に書いたみたいにそれをまっすぐ届けてくれるから、いつもちょっと泣きそうになる。

アマダリガのすごいところって歌詞に合わせたらすごく暗い曲にもできそうなのに実際ははちゃめちゃテンアゲミュージックになっているところだと思ってて、でも実際そうじゃないですか?悩んで落ち込んでどうしたら良いかわからなくて何もやりたくなくて、それでも明日も明後日も家から出て人間をやらなきゃいけない。そうしたら辛いですって泣いて悲しい顔を続けるわけにもいかないから、無理矢理にでも明るく振る舞ったりする。あるいは楽しくてはしゃいでても、心の隅っこにどうしようって気持ちがずっとある。そんな時が、絶対にある。

この歌の子は変わりたいのかな、変わりたくないのかな。アマダリガ、I'm a dirty girl。汚ギャルだよ〜とPが言ってたそう(はるちゃん情報)なのだけど、アマダリガって自分で言うときこの子はどんな気持ちなんだろう。分かるわけないんだけど、それでも「このままじゃイヤ」って言葉は、どう変わればいいのか分からないけど変わりたい人の叫びなのかなって思う。わかんないよね。わかんない。わかったらこんな焦燥感感じないもの。

 

一番最初に書いた歌詞のフレーズとか「このどうしようもないとこを好きと言って」とか、とにかく全てが刺さりまくってもっと書きたいことたくさんありすぎるんですがまとまらなくなっちゃうのでこのへんで…

まあそんな事考えなくてもライブで聞けばみんな底抜けに楽しくもなってしまうので!!!美味しい曖昧最高〜!!になってしまうので!!!何も考えずにアマダリガ振りコピ(本当はシャトルランしたい、いつか)してニッコニコになって、そういうちょろい自分も好きでありたいな。

 

・バッドエンドのその先

この曲最近ライブで全然やってなくないですか2023年夏。み、見た~い……やってくれ……

具体的に恋愛に関して歌っている曲って実は初めてだったのでは!(1年経って増えた生意気ねチェリーも結構具体的かも)。とは言っても恋愛の渦中ではなくて思い出で、それが終わった今も悪くないって歌ってるとこが曖昧っぽくて良いな~と思います。

途中でおしゃれな曲調になってメンバーの半分語りみたいな歌い方で繋いでいくところが好きなんだけど、そこでのねむりさんの「まぁ、今はいいかな」が最高。ねむりさんの声は強さと弱さと可愛さとかっこよさと優しさと怒りと甘さとドライさを全部ぎゅっとリボンで束ねた「女の子」って感じがしてすごく説得力があるなと感じることが多いのだけど(ユーグレナの「いいよ」とかもそう)、この曲でもハマっててたまらなく良い。

そしてこの曲はうずめさんの落ちサビが本っ当に!良い!うずめさんって表現の引き出しがすごく多いと思っていて、フロアのテンションを上げてくれる煽りだったりくるくる変わる表情だったり、飄々とでっかい愛でぐるんと周りを巻き込んで違う世界に連れてってくれる頼もしさみたいな魅力があるかと思えば、だれもいない世界で一人きり立っているような儚さと背中合わせの強さを見せてくれる時(サプリメの落ちサビとか幽体の「別に弱くないけど?」のパートとかもそうだと思っている)もあって、この曲の落ちサビは後者なんですけどたまらなく目が離せなくなる。そんな緊張感から始まって、最後の「ちょっと笑える」でほんのり空気を緩めてくれるから、またうずめさんを好きになっちゃう感じ、ある。

ライブと音源でほんのちょっとだけ印象が変わった曲でもあります。音源のほうが切なさが強い。どんなに大切に思っていたものでも、時間が経つにつれて忘れてしまうこと。忘れたことすら記憶のどこかに消えてしまっていたこと。でも不意に思い出す瞬間があること。そうやって行ったり来たりしながら、知らない間に違う自分になっていて。感じ方は変わってもその時の愛は本物だったよって。ライブでは過去のことも今の自分もべつにいんじゃないって言ってくれるようなさらりとした温度感が心地いいなと思っていたけど、音源だともう少しだけ過去のこと名残惜しんでいるように感じて、でもどっちも好きです。思い出すときによってきっと自分の感じ方も変わるから。音源とライブどっちも良いから、ライブでやってください……お願い…秋まで待てない……

 

 

シングルの感想と言いつつダンスとかライブの感想とかの話が滅茶苦茶多くなっちゃった、なぜなら音源も1000%良いですが美味しい曖昧はライブで見た方が2000000倍良いからです。見てくれ人類。

バッドエンドのその先みたいに気が付いたら変化していたり、さまさまみたいに誰かと一緒だから変わっていったり、幽体whisperやアマダリガみたいに変わりたいと藻掻いたり。変わることにもいろいろな種類がある。でも生きてる限り同じままではいられないから。

どうか踏み出した先に素敵がありますようにと信じて、今年も来年も聞いていきたいと思います。曖昧なシングル3がこれからもたくさんの人に届けばいいな~!

 

*1:「絶対にイヤ」は歌詞カードの記載のみで歌ってはいないのですが

推しメン、20歳ですって

いや、20歳って!!

なんかもう完全に親戚の子の成長に驚く人の心境なのですが、でも20歳ってすごいなあ…おめでとうすぎる…めでたい!!うわー!!!と思ったのでブログを書きます。

まなちゃん、20歳の誕生日おめでとう!

美味しいもの食べてますか!!お酒飲みましたか!!!楽しいことしましたか!!!!世界で一番幸せな一日を過ごしてくれていたらとっても嬉しいなと思います。

 

親戚の子の成長に驚くとき、人は大体「昔はあんなに…」と言い出すので、特典会の思い出話をします。とはいっても、私のしょうもない記憶力のせいで忘れちゃったこともたくさんあるし、覚え違いをしていることもあるだろうし、時系列なんてしっちゃかめっちゃかだけど。でもサカナとまなちゃんのことを思い出すときは必ず、きらきらして楽しくて幸せな感情が詰まった抱えるほど大きな箱から小さな宝物を取り出して、光に透かして眺めるような気持ちになれる。私は幸せ者なんですね。

 

間違えようのない、一番最初の記憶。最初の記事には、初めて特典会に行った時のことを「ライブ初めて来たけど楽しかったです、これからも応援しますって当たり障りないことを言って、ありがとうって言ってもらったはず。」と書いた。でも本当はそれ以外にも何を話したか覚えてて。自分だけの思い出にしておきたかったから当時は書かなかったけど、いや、こんな勿体ぶるほどいい話では全然無いんですけど。みさきです、と名前を言ったら「友達にもみさきって子いるよ~」と言ってもらって、なのに私は、あまりの緊張から、「よくある名前だから…」と言う謎の返しを、しました……。いや、もっと良い返しがあったでしょうと今でも思い出すたびどうして!!!と叫びたくなるんだけど、とにかくそれが最初の思い出です。

それから一年後に集合チェキを撮ったら「久しぶり」と覚えててくれたこと。メジャーデビューでワーナーのWのポーズをしたこと。リリイベでジャケット全員サインの後に2チェキを撮ったら、言ってないのに2チェキの方にも名前を書いてくれてて渋谷の街で膝から崩れ落ちそうになったこと。普段1枚しか撮らないのに珍しく何回か撮りにいったら「どうした?」みたいな顔をしてたこと。おつ~って言って迎えてくれたこと。クリスマスに痛いからとトナカイのカチューシャをつけてなかったこと。私があんまり喋るの得意じゃ無くて、どっちから話し出そうかあっあってなったこと。ワンマン後の特典会でいつもより近くに寄ってくれて緊張で頭が真っ白になったこと。新しい朝の起きろー!は声を張るのが大変だからマイクに助けてもらってる話。ほうれん草ゲームのポーズをしたこと。クリスマスだからとXのポーズをしてから、なんなんだろうねこのポーズ…と話したこと。銀テープ綺麗だったねと伝えたら、とても楽しそうに「裏話があるの!」と言っていたこと。4thワンマンの特典でリハーサル見学をさせてもらったときに、ステージから目が合っ(たとオタクは勝手に思っている)て思い切り両手を振ってくれたこと。君島さんとのツーマンのアコースティック褒めたら、自分でも音源ほしいと言っていたこと。マスクをすると眼鏡が曇るけど諦めてると言ったら「ウケる」と言ってくれたこと。オンライン特典会で、新しい朝で体が爆発しそうだったと書いたコメントにちょっと笑ってくれたこと。

 

まなちゃんが最後のブログに書いてくれた、「忘れるまで皆さんのことしっかり覚えています」と言う一文が私は心の底から大好きで、本当に誠実で優しい、まなちゃんらしい言葉だなと今でも思っています。

ずっと覚えてるなんて無理なんですよ!忘れたくなくたって、いつかはきっと忘れてしまうことが必ずある。私だってオサカナの思い出を全部は覚えていない。悲しいけど、たくさん忘れてしまったことがある。それが分かっていても「一生忘れない」と言うのはもちろん計り知れないほどの大きな愛で、でも「忘れるまで覚えてる」と言うのも、信じられないほど真っ直ぐな優しさだと思うので。

 

もうきっと会えないけどどこかに存在している人たちを思い出すとき、それでももしかしたら、万が一、また会える日がくるのかもと夢みたいなことを思ったりする。もしその日が来たら、その時はかっこ悪いのは嫌だから、胸を張ってあなたに会える自分でいたいなと丸まっていた背筋を伸ばす。かっこつけて少しだけ背伸びしてみようかなと思う。そんな存在であってくれてありがとうと、伝える術は無いんだけど。

オサカナが解散してからSNSアカウントを作ることも、登場することすらほぼほぼほぼ無く、完全に芸能界を引退してしまった潔さも大好きだなあと笑ってしまう。ねえ、元気にしていますか!?周囲の人に愛されて、幸せで穏やかに暮らしていてくれればいいな。

20歳本当に本当におめでとう!!明日から過ごす毎日もずっと、明るくて軽やかな日々であるようにと願っています。

美味しい曖昧の沼に落ちました

2021年、美味しい曖昧の沼に転がり落ちました。この記事の趣旨はつまりそういうことです。

 


な~~にが「アイドルを応援するのはきっとオサカナが最初で最後」じゃい!!!!!ばか!!!尻軽!!!!意志薄弱!!!!!と前の記事を読んでいただいたことがある方は思うかもしれないし、自分でも、結局アイドル沼にずぶずぶじゃん……と思ってるわけですがもう沼ってしまったものは仕方が無いので2021年いかにして美味しい曖昧に出会いそして首まで浸かっていったのか、例によってダラダラ長いオタクの自分語りを置いて新年に向かわせてください。もし美味しい曖昧まだ見たことないよって方がいたらとりあえず下のMV二つを見てください。見ましょう。

youtu.be

youtu.be

 


きっかけになったのはフォロワーさんのリツイートだった。9月4日。2日後のオサカナ解散一周年に合わせてシルバニアにuntie衣装を着せたいと思っていたその日はtwitter片手に作業のラストスパートをかけていて、そんなときに流れてきたのが「本日のイベントにて、配信が決定しました!視聴は無料となりますので…」と言う1つのツイートだった。そのツイート自体は別のグループさんの物で、タイムテーブルを見てみたら、そのグループさんのほかに美味しい曖昧の名前があった。そのグループさんは前から名前だけだけど知っていたことに加えて、美味しい曖昧の名前は夏頃からTLでちらほら見るようになった印象だったこと。すっかりアイドルのライブは見なくなっていたけれど、無料なら作業のながら見に良いかな、名前知ってるグループも複数いるし。そう思って、軽い気持ちで夕方から配信を見た。

歌声が良かったんですよ、しょっぱなから。ながら見しようと思っていたのに、美味しい曖昧の時さっぱり作業できなかった。目が離せなくて。最初に良いと思った歌声はそのあとの曲でもどのメンバーも良くて、しかもハモリも何か所もあって。ダンスも揃っていて、くるくる変わるフォーメーション。突然の休憩タイムでえっ???となっていたら、またバキバキのパフォーマンス。そしてMCらしいMCもせずにさくっと退場。あっという間、本当にあっという間だった。配信なのにこんなに楽しいの!?と思って、もっと見てみたい、ライブに行きたい気持ちでいっぱいになった。

すぐに調べて、次の週末の9月11日にcreatoでやるイベントに出ると分かった。日程の都合も良くて、すぐに見たい気持ちもあって、チケットを買おうとして、でもちょっと躊躇した。オサカナの現場で本当に何回も足を運んだ会場。めちゃくちゃ思い入れがある場所で、そこで違うグループを見て、楽しめるのか。もしもライブが良くても、これから先応援するのか。またの機会にすることも考えたけど、それはそれでなんだか嫌で。どうしようか悩んで悩んで、でもライブをまた見るなら最初は自分にとってホームと思える会場が良いやと思って、9月9日にやっとチケットを買った。

 

当日は整列のときから笑っちゃうくらい緊張していた。untieから約1年ぶりのアイドルのライブ。ライブハウスに来るのはさらに間が空いていたからというのもあるし、その場所がCreatoだと言うこと、そしてライブへの期待。色々混ぜこぜになった何とも言えない感情。階段を下りてフロアに入れば見慣れた光景が広がっていて、ふらっとオサカナが出てきてもおかしくないなと思って、そんなことありえないんだよって一人でセンチメンタルして。

でも、美味しい曖昧のステージで楽しい以外の感情が全部ぶっ飛んでしまった。

配信でもかっこよかったパフォーマンスは生で見たら本当にめっちゃくちゃめちゃめちゃ良くて、曲の予習があんまりできていなかったのに見てると勝手に体が揺れた。ダンスの運動量が半端なくて、なのに歌声はまっすぐ届いて、ハモリが気持ち良い。曲も楽しい。生で見るメンバーは写真で見ていたのよりもずっとずっと可愛くてかっこよくて、ライブ前に募らせてた期待を軽々飛び越え、そしてまた潔く退場していってしまった。

体感時間があまりにも短かった。もっと見たい!という気持ちでいっぱいになって、ついチェキを撮りに行ってしまった。歌声に魅かれた、幽花はるかさん。ステージだと本当にかっこよくて、最後の挨拶もびしっとしていたのでクールな感じなのかなと勝手に思っていたら滅茶苦茶可愛くてもうだめでした。そのギャップずるい!!!オタクは膝から崩れ落ちた(心の中で)。ところでオサカナの時もよく思ってたんですけどアイドルさんって頭身バランスが良すぎるのでステージだと身長大きいのかな~と思うのに間近で会うとステージで見ていた時よりも小さくて華奢でほんとにびっくりしませんか!?!?!?脳がバグる!!!!!!!

ライブを見る前にもう一つもやもやしていたことが、またアイドルを応援するのに耐えらえるかということだった。オサカナが解散したとき、あんなにしんどかったのに。またやるの?って。だけど、もうライブを見た後は応援することしか考えられなかった。

だって美味しい曖昧のライブ、楽しかったんですよ。もっともっと見たいと思った。この先もずっと見たい。いつかその日が来るのかもしれない。でも、自分だってこれから何かあってライブに行けない状況になる日が来るかもしれない。その時に後悔したくない。未来のことは分からないから、今、自分のできる限りで美味しい曖昧のファンになりたいなと、そう思った。

そこからはあっという間で、2回目にライブに行った9月23日には凡やよいさんともチェキを撮ってもらってまた膝から崩れ落ち(心象風景)、最初は月2回までにしよう(ただし配信はノーカン)と思っていたのに10月は4回ライブに行き、11月にはメンバー全員とチェキを撮って頂きました。ずぶずぶ!!!でも楽しい。もうね、ずっと楽しい。アイドル現場って楽しいなあって、ライブ楽しい、音楽楽しいって、思い出させてくれてありがとう。

 

まだライブ見始めてからそんなに経ってない人間が言うのはちょっとあれかなとも思うんですが、全人類、美味しい曖昧を見てほしい。歌もダンスも曲もメンバーも良いから。メンバーが良いから!!!

自分が音楽を聴くときに気になるポイントがおそらく歌声とメロディーで、その点で美味しい曖昧はすごく良いです。歌声が良いんだ。無理のない歌声で、でもまっすぐお腹から声が出ている感じで、それぞれの声質を大事にしているところ。はちゃめちゃに楽しいのにどこかスパイスのきいた楽曲の上で5人それぞれの声が繋がっていくと、そこに色んな女の子の感情が生まれていくようで、自分も手をつないでもらった感じがする。圧倒や角砂糖とセイロンは最初歌詞にびっくりしたけど、ああ、自分も怒って良いんだって勇気をもらった。sugar beatは頑張りたいときにも頑張れないときにも寄り添ってくれる。メがンでとサプリメはどうかなりそうなぐらい楽しくなっちゃう。現状一番好きなのはさめないワナビーなんですが、楽しくてキラキラしているようでその中で不意に、ほんとはそれだけじゃないって知ってるんだよ、って言われるようで打ちのめされる。新曲のまざらないやはまだまだ聞き足りないけどダンスの動と静が気持ちいい。

ダンスも良いんですよね、美味しい曖昧。私はもう運動音痴で振りコピもおぼつかない人間なので全然ダンスにも詳しくないのですが、見ていてすごく気持ち良い。特にはるかさんのターンが綺麗で好きで、なぜかターンだけは昔「体から先に回りだして顔は遅れて回すんだよー」と教わったことがあるのですが(もちろんできなかった)、はるかさんを見て最初に思ったのがこの「顔を残して回る」ができる人だ!でした。なんなんだ。メンバーみんな軸と重心の取り方がしっかりしてる気がしてそこが見てる時の気持ちよさにつながってる気がするけど正直詳しいことは分からん!大きいステージが似合うダンスだなと思います!!!

そして何よりもメンバーの魅力。5人の印象がバラバラなのにグループになったときは一体感がちゃんとあって、そういえば初めてライブに行ってしばらくしてから現体制が今年の6月に始まったことを知ったのですが、そんなことを微塵も感じさせない、もっとずっと前からチームだったみたいな雰囲気がすごく良い。

彩負屋ねむりさん、お顔が小さい!手足が長い!!シルエットが完全にお人形でびっくりするほどビジュアルが可愛い。声も可愛い。歌声がほんとにキュート。でもかっこいいところではきりりとしていてすごい。お話したときのバーンと明るい感じがとても嬉しく眩しかった…!

凡やよいさん、推しです。歌声が本当に好き!曲によって力強さと優しさを出せる声だなあと。歌ってるのが本当に楽しそうで見てると嬉しくなっちゃう。かと思えば突然イケメンになってヒエッてなる…そんな顔されたら惚れてしまう……あまあまでのMCの感じが好きだなあと思ったのが最初にあったのですが、特典会の雰囲気も本当に優しくいつも癒されています。

幽花はるかさん、推しです。パフォーマンス力が高いのはもちろん、ライブ中の笑顔がニコニコで余裕があって可愛いとかっこいいのハイブリッドでやられました。歌声が好きで、はるかさん歌い出しの曲はぐっと引き込まれちゃう。お話すると可愛くて、そこはかとなく愉快なところも素敵。特典会で可愛いしか言えてない気がするので来年はちゃんと会話を成り立たせます………

切兎うずめさん、初見の印象はかっこいい!だったけど、意外と声が可愛いんだなと言うギャップとか、髪型とメイクで印象のふり幅がすごいとか、魅力の引き出しがとにかく多い。ライブ中にニコニコしながら悠然とフロアを見渡してる感じがすごくツボで、「もっと行けるだろ~!」って煽られると嬉しくなっちゃう。

双詩科なのはさん、めちゃくちゃ可愛らしいのに、時々すごい色っぽさを感じてわー!!と叫びたくなる。ともすれば重く見えそうな衣裳なのにダンスが力強くて、軽やかに見えるのがすごい。Twitterが楽しいのだけど、ファンを大事にしてくれてる感じがすごくあって優しいなあと。なのはさんも声が可愛い~んだ…

 

そんなわけで、美味しい曖昧の沼に首まで浸かって2021年が終わります。2022年も楽しく応援できたらいいな。とりあえず2月20日のワンマンを指折り数えて待ってます。絶対楽しい。楽しみ。楽しみ!!!!!!!

sora tob sakanaが解散しました

2020年9月6日のラストライブをもってsora tob sakanaが解散しました。

本当は前回の記事だけにするつもりで(加えて、アイドルを応援するのはきっとオサカナが最初で最後という気持ちを込めて)ブログの名前をつけたけど、結局また書いてるので笑ってください。と言っても書きたいことは大体前の記事に書いてしまったんですけど!

 

解散発表から3か月ちょっと、あっという間の時間だった。

ツアー、アルバム、新衣装、月面の扉、横浜の4公演、新衣装サブ、定期公演、アルバム再現公演、、、盛沢山で最後の最後まで駆け抜けてくから、本当に解散するんだっけ?って気持ちになる瞬間もあった。ラストライブ当日になっても覚悟みたいなものは全然できてなくて、どちらかと言うとどきどきふわふわした大きいライブの前の高揚感が強くて。どのTシャツを着ようか悩んで、ペンライトを買って、deep blueにしたいなと思いながら手足の爪を青く塗って。ドリンク販売無いからなぁと思いながら500mlのペットボトルを鞄に突っ込んで日本青年館に向かった。

本当に幸運なことにS席のチケットが当たって、しかもほぼドセンで前から3列目というすさまじい席だったので、発券して席番を見た時からわかってはいたけれど実際に座ったときの興奮はやばかった。一生分のチケット運を使い果たしたかもしれないけどそれでも良いやって思うぐらい。

そしてどきどきしながら開演を待って、予定時間からは少し押してライブが始まった。 

 

あ、これが最後なんだって一番強く思ったのはwhale songのタム(で合ってるかな…)の1音目を聞いた時だった。鋭くて強い緊張感にあふれた音が心臓に刺さって浮ついてた気持ちがぎゅっと締め付けられて。でもとにかくそこから徹頭徹尾最高のライブだった。まさかの新衣装、可動ディスプレイに表示されるVJはパワーアップした特別仕様。レーザー、火花、紙吹雪、スモーク、銀テープ。過去最高の演出に負けないバンドセットのキレキレで楽しそうな演奏、そしてそれらの中心で本当に楽しそうにパフォーマンスするオサカナの3人。

ばっちりメイクのまなちゃんはやっぱりこの世で一番かわいくて美しくて、本当に本当に楽しそうで、ニコニコで、自信にあふれた表情で、誇らしげで。BNB可愛すぎて脳が溶けたし祝祭でバンドメンバーさん叫んでるのもめちゃめちゃテンション高くて楽しげで、一生この時間が続けばいいのにって思った。最後まで音程やリズム感も完璧で透明な怪物のハモリも聞けて。新しい朝で起きろーって叫びたかったな。代わりに精一杯こぶし突き出したけど、やっぱりね。

3人ともパフォーマンスもめちゃめちゃ良くて。本当に本当に楽しい最高のライブだった。今までで一番いいパフォーマンスだったんじゃないかって思うんですよ本当に心の底から。いつだって3人が嬉しそうだとこっちまで嬉しくなるんだよ。世界観を作ってくれて、って言うけど、その世界観に見合う以上の魅力を生み出しているのは3人のパフォーマンスなんだよ。

4時間、50曲。それがどれだけ大変なのかただのオタクの私には想像することもできないけれど、最後まで笑顔でどこまでも軽やかだった3人は信じられないくらいアイドルだった。

 

オサカナはノスタルジーを強く感じさせる世界観でやっていて、でも彼女たちはその真っただ中にいるはずで。大人にとっては懐かしさでも彼女たちにとっては今だから、だからsora tob sakanaが彼女たちのものであってほしいと思ってた。もちろん商業なんだからそうなり得ないことは分かっているけれど、最後の最後の根っこのところでは彼女たちだけのものであってほしいって。なので、最初のribbonが紗幕の向こう側だったとき、3人だけの世界みたいで切なかったけどうれしかった。

最後の演出は本当に感情をばちぼこにされたのであの演出をするって決めた人を一生許さないのですが、それでも、3人が手をつないで顔を見合わせながら終わる、3人の中で完結する終わり方が本当に良かった。

 

最後にとんでもなく素晴らしいライブを見せてくれて、それでさっさといなくなってしまうんだから本当にひどい。とんでもない。絶対に、忘れることなんてできない。

曲もしばらく聞けないよ!何てことしてくれたのか。しばらくしたら聞くけど。何年だって、ずっとずっと聞くけど。

  

twitterのアカウント作ってよかったな。きっと一人じゃ3か月耐え切れなかった。フォローしてくれた方、リプやDMをくれた方、いいねしてくれた方、本当にありがとうございました。もっと早くアカウント作ってればよかった!とも思うけれど、間に合ってよかったとも、心の底から思っています。

 

オサカナの音楽は残って、映像も残って、でも彼女たちが歌って踊る姿を直接見ることはもう叶わない。それがどれくらいさみしいかオサカナがいない世界に慣れていない今はまだわからないけど、さみしくて悲しいことを素直に受け入れて生きていこうと思います。歩き続けていつかまた、もしも奇跡みたいに出会えた時は楽しい話をたくさんできるように。

 

たくさんの幸せをありがとう。オサカナを応援しなければ知らなかった感情がたくさんあります。青春を共有させてくれてありがとう。sora tob sakanaと過ごしたすべての瞬間が私の宝物です。

 まなちゃん、なっちゃん、ふうちゃん、そしてれいちゃん、みんなのこれからが幸せにあふれていますように!

 

sora tob sakana が解散発表をしました

初めてsora tob sakanaを認識したきっかけはなんだったんだろう。もう記憶がだいぶあやふやになってしまっているけれど、確か最初に聞いた曲は夜空を全部だった。youtubeで聞いたのだけど、おすすめで流れてきたとして何繋がりだったのか今となっては全然わからないし、能動的に再生ボタンを押したのだとしたらなぜそうしたのかはもっとわからない。でも、メロディーがきれいで歌詞がきらきらしていて声が可愛いなと思って、他の動画も見ていった中で夏の扉のMVがものすごく刺さった。

元々オタクで、夏空と入道雲に向日葵が咲いて白いワンピースと麦わら帽子、みたいな取り合わせが大好物だったから、MVのちょっと切なくなるようなノスタルジックな雰囲気がすごく良かった。音楽はイントロから引き込まれて、歌声が心地よくて、何よりメンバーが全員可愛いのはもちろん、印象が4人4様でばらけているのが良いなと思った。さらに調べてみたら定期公演と言ってライブハウスでライブをやっていること、女性限定エリアというのがあるということが分かった。

当時は神奈川で一人暮らしの大学院生をしていたので時間と自由と交通の便だけはあったこと、もともと追いかけていた音楽グループが数年単位でCDを出さないので(今思うとすごく失礼だけど)そのつなぎとして新しい音楽を聴いてみたいなと思ったこと、ライブハウスに行ったことが無いので興味があったこと、女性限定エリアがあるなら安心かなと思ったこと、色々重なって、それで初めて参加したライブが2016年10月6日の定期公演17匹目だった。

ライブハウスもアイドルのライブも初めてだったので、当日はとにかくビビり散らかしてたのが今思うと懐かしい。誘う人もいないから一人で行って、ビビりすぎてCreatoのフロアに入ってすぐなのに女限がどこかわからず、所在無く奥の方に立ってたら慣れていそうなファンの方が声をかけてくれて女限まで誘導してくれた(本当にありがとうございました)。ステージが近すぎて、ほんとにここに居て良いの!?ってやっぱりビビり散らかして。

ライブは最高に楽しかった。初めて聞く曲ばかりだったけどどの曲も好きだなと思った。生で見るメンバーは可愛くて本当にきらきらしていて真剣で、表情が変わって目の前で動いていて、変な癖のない歌声も気持ち良くて、アイドルは口パクのイメージがあったけどそうじゃないのもびっくりした。開演前にオサカナTシャツを買ってあったのでチェキが撮れて、MVで可愛いなあと思っていたまなちゃんと2チェキを撮った。夏の扉のMV1分28秒のまなちゃんは本当に美しいので全人類見てください。

芸能人と写真を撮る、という体験が初めてで当時はガッチガチに緊張していたんだけど結局接触で緊張しまくるのは今になっても変わらなくて笑っちゃうな。

ライブ初めて来たけど楽しかったです、これからも応援しますって当たり障りないことを言って、ありがとうって言ってもらったはず。本当に信じられないんだけどこの時のチェキを失くしてしまっているのが本当に自分を許せない………………

翌日も楽しかった思い出とすごい耳鳴りが消えず、耳鼻科に行ったらがっつり騒音性難聴でステロイドを処方されたのもいい思い出です。それ以来ライブ用耳栓は必須アイテムになりつつもたまに忘れてなんだかんだ3回ぐらい騒音性難聴になっては耳鼻科の先生に「あなたは大きい音を聞くのに向いてない」「やんちゃしてないで」とか言われたのもウケる。

とにかく定期公演は楽しかったし、SoundCroudで改めて曲を聴いてどれもこれも好みだったのもあって、それからちょいちょいサカナのライブに行くようになった。学生であまりお金もないので接触は初回以来行ってなかったけれど、初めての参加から11ヵ月後の2017年9月9日に今度は5ショットチェキを撮った。これもなんでだったんだっけかな。新グッズが出たから買ったとかだったような気がするけど覚えてないな…。そこで、まなちゃんに「久しぶり」と言われて、それで果てしない衝撃とともに”ちょっとまなちゃん推し”から”一生まなちゃん推し”になった。

本当に本当にびっくりしすぎてその時は「オボエテテ・・・クレタノ・・・」しか言えなかったのが心残りです。びっくりしたけどそれ以上に嬉しかった。でも、こんなにかわいい素敵な人の脳みその容量をただのオタクの私に割いてもらうことにひどく申し訳なさも感じた。そのあたりは今も難しいなって思いながら、でもやっぱり嬉しいが勝ってしまうのであり。見たいのか見られたいのか問題。

現場に行くのは定期公演が主で、対バンライブやフェスはあまり行かなかった。3周年以降の周年ライブとか、大きなライブとかは全部行った。LIQUIDROOMのソールドは嬉しかったな。この時女限は2階だったから*1ちょっと遠かったけど、ばっちりメイクのまなちゃんが遠目でも本当に可愛くてはっとしたり、帰り道のワンダーでテンションが爆上がりしてる4人が本当に好きだなと思ったり。3周年ライブは当時の持ち曲全部やったんだっけ、楽しかったな。アンコールのDASH!!!!でフロアがめちゃくちゃ沸いたのすごかった。昼夜チケットとったのに昼公演で腰がしんで夜公演干したのほんとなんでって今なら思う。定期公演はまなちゃんがリップ塗ってるのかわいい~ってメンバーにいじられてたの何匹めだっけ。広告の街のオケがなぜか流れなくて飛ばすことになったからふぅちゃんが泣いちゃってアンコールしたこともあった。定期公演のアンコールってあの1回だけだったのかな。天体の音楽会でメジャーデビュー発表した時、こんなに嬉しいことがあるのかって思った。ゆるめるモ!さんの名前が抜けててメンバーの手書き+サインで対応したTシャツは、現場に知り合いがガチでいなかったのでまなちゃんのを自引きできるかかなり勝負だったんだけど、一発で当てて感動したっけ。

メジャーデビュー後はMVのクオリティがぐっと上がって感動したり、ハイスコアガールのタイアップもついたり、ずっと楽しかった。国際フォーラムの4周年、規模も格段に大きくなって演出もすごくて、メジャーだって実感した。でもサカナのパフォーマンスはメジャーだろうとそうじゃなかろうと変わらず最高だった。このころからチェキを撮る頻度がぐっと増えてて、見返すとすっごく楽しい。天体の音楽会vol.2も良かったな。大きな会場の時目に見えてテンション高くてやる気にあふれてるまなちゃん、好きです。

玲ちゃんの卒業発表があったときは呆然とした。そのときも、そんなことある?って思った。オサカナは4人のばらばらなバランスが好きだったし、玲ちゃんのことも一生懸命で熱いところがすごく好きだったから。卒業公演はびっくりするぐらい楽しくて、そんなライブにしてくれた玲ちゃんは本当にすごいなと思って、でもしばらく音源が聞けなかった。玲ちゃんの声を聴くとドキッとしてしまうから。そうこうしてたらツアーが始まって、3人になったステージ、でも1人欠けたなんて感じさせない今まで以上のパフォーマンスをしてくれて感動したしやっぱりサカナだなって思った。このツアーで生まれて初めて大阪行ったんですよ!サカナのおかげで世界が広がる。ツアーファイナルもはちゃめちゃ楽しかったな。メンバーがフラッグもって座席に降りてきたときはポカーンとした後にもうめっちゃ笑顔になった。天体の音楽会vol.3はもう最高、最高の極み。バンドだけじゃ全然足りない、メンバーが居なきゃ完成しない音楽。指先まで気迫がみなぎったステージ。一生続いてほしかった。

最後に参加できたライブ、2月23日のアコースティックだった。アコースティックは3人の声が良く聞こえてすごく好き。どうやったらあんなにまっすぐ声を出せるんだろうって思う、ユニゾンもハモりもきれいで。幸せな時間だったな。もう3か月ライブに行けてないんだなって今更気づいて悲しくなった。

 

オサカナの何が好きなんだろう。音楽が好き、複雑なリズムの上にメンバーそれぞれの素直でまっすぐな声で綺麗なメロディーが乗っていて、歌詞がリリカルなところ。メンバーが好き、媚びないところ、年相応にわちゃわちゃ楽しそうなところ、やばいやばいって言いながらさらっとかっこいいパフォーマンスを見せてくれるところ、ものすごくかっこいいパフォーマンスのすぐ後でゆるゆるのMCを聞かせてくれるところ、つらいとかしんどいとか悲しいとか悩んでるとか、負の面を全く感じさせずにずっと軽やかな姿を見せてくれたこと(それってもうめちゃめちゃめちゃめちゃアイドルだ)。関わる大人たちが好き、zizooの社長さん、何かのインタビューでアイドル運営は人を育てることって言ってくれてたのが嬉しかった。マネージャーさん、先代の女性の方はまだ幼いメンバーたちをしっかり見ていてくれて頼もしかった。今の男性の方もメンバーとの信頼関係とサカナが好きっていう気持ちがびしびし伝わってきて嬉しかった。ワーナーの中西さん、ずっとサカナを見てきて好きでって言う人に担当してもらえてよかった。ボイトレの先生、4人のそれぞれの声質を大切にそのまま真っ直ぐ育ててくれてありがとう。照井さん、どのインタビューを見ても真摯に彼女たちに向き合ってくれていて、成長を見守ってくれていて、素敵な曲をたくさん書いてくれた。どこが一番か決められない、サカナを形作っているもの全部が好きです。

照井さんの歌詞はノスタルジーとかジュブナイルとかそう言うところが強くて、でもメンバーに向けたメッセージなのかなって思えるような部分が多いのも好きだった。照井さんの1曲目クラウチングスタートの「誰にも知られず走った時間を忘れないでね」、LIQUIDROOM満員にする直前ribbonの「小さなあの街がもどかしい毎日が大好きだったこと今更気づくなんて」「その列車に乗ったならきっともうこの場所には戻れない」、メジャーデビュー一発目Lighthouseの「何を犠牲にしてここにいる?」「物語は続く」「まだ知らない夜明けへ ねえ、この声聞こえる?」、玲ちゃんの最後の参加になったアルバムのFASHION「引き受けてきたすべての夢と語り明かした」、5周年ライブで初披露だった流星の行方の「選び取った答えに傷ついてもきっと胸の高鳴りは止められない」。見返すとほんと良い歌詞が多すぎて笑っちゃうよ。照井さんが音楽Pをしてくれて本当に良かった。

でも、なんだかんだ言ってもやっぱりメンバーの魅力が一番だって思う。

なっちゃん、ふにゃっとした口元でいつも笑顔に見える表情がなんてかわいいんだろうって思った。横顔があまりに綺麗なので国宝だといつも思ってた。身長が小さいから最年少に見られることもあったけど、年齢も精神的にも一番お姉さんで、根が真面目っていうのもすごくよく分かる。冷静に場を見てくれていることが多かったからなっちゃんがいてくれると安心感があった。なっちゃんの声がないとサカナの曲じゃないって思うくらい印象的な声で、アルファルドぐらいからは加えて包容力がにじみ出てるような優しくて甘い歌声も聞けて急に大人っぽく感じてドキドキした。蜃気楼の国とか、flashの「神様がまだそばにいた頃」とか。髪を染めたのもめちゃくちゃ似合ってて、シルバーになるの楽しみにしてるよ。

ふうちゃん、アイドルを全力で体現してくれてた。初めて見た頃はジブリ感のある可愛さだったのがあっという間に綺麗なお嬢さんになってしまって、成長期ってすごいなと思った。表情豊かなパフォーマンスはぴかいちで。ふうちゃんの声は普遍的なようでいてものすごくきらきらしていて伸びやかで、天使の声だなあっていつも思う。パフォーマンスだけじゃなくてMCやラジオのトークも安定感があって、学校の勉強もしっかりやっていてすべてのことに一生懸命で、なのに弱音を吐くことが無くてどこからそんなパワーが出てくるんだろうって尊敬していた。ソロのアコースティックライブ、行ってみたかったな。aloneTシャツ今更欲しくなってるよ。

れいちゃん、初めてライブで見たときお顔が美しすぎて彫像のようだと思った。ライトで照らされて頬に落ちる影すら美しかった。売れたいってちゃんと口に出して言うところ、自分の意志を伝えられるところ、尊敬していた。MCもたくさんしゃべって引っ張ってくれてて、曲名は秘密です!も玲ちゃんが言ったんだよね、めっちゃ笑ったっけ。歌声は清々しくて、かっこいい曲では神秘的でもあって、よく通る声で心地よかった。今はまなちゃんだけどBrand New Blueの「揺れた」は最高のれいちゃんパートだと思ってるよ。一足先に卒業してしまったけれど、夢に向かって進んでいく姿応援してるね。

まなちゃん、推しです。夏の扉のMVですごく大人っぽいなと思っていたのに、最近は最年少の顔になったような気がして面白いなって思います。まなちゃんの素直なところがすごく好き。ステージで笑っていたら楽しいんだなって嬉しくなるし、広い会場でやる気がみなぎってる姿はかっこいいし、テンション高いオタク語りブログも最高。儚くて消えてしまいそうなのに芯のある歌声は、少しの少年ぽさもあって本当にずっと聞いていたい。どの曲でも最高だけど、私は特に鋭角な日常のまなちゃんが好きで、特にバンドセットだと熱狂的な楽器隊の演奏にぎりぎりで理性を手放さないまなちゃんの声が緊張感と一緒にすっと乗った時の熱さと冷たさでぞくぞくする感じ、天体の音楽会本当に本当に最高だった。家族仲が良さそうでみんなに愛されているのがわかるところもいとしい。感性が好きで、その一端に触れられるブログは文才が溢れてて、毎日更新してくれるのが楽しみで。シルバニア喜んでもらえて人生でこんなに幸せなことがあっていいのかって思った。あれだけで今後一生生きていけると言っても過言じゃない。特典会で基本名乗ってないからきっと私の名前と顔は一致してないだろうなって思いながら今はオンラインチェキ買ってるし、特典会でもわりと当たり障りないことしか言えないから、つまんなくなかったかなって心配だった。でも、チェキ撮りに行ったらおつーって言ってくれるのが嬉しかった。そっけないかと思えばファンを大事にしてくれてすごく優しいところ、大好きだよ。

 

気持ちの整理をしようと思って書き始めたけど、結局整理がついたのかわからない。本当に本当に正直なことを言ってしまうと、なっちゃんが大学卒業するタイミングがタイムリミットかなと思っていた。でもそれはまだ先だから、まだ時間はあると思ってた。本当に心が汚いから、ほぼ同じタイミングで別のレーベルからメジャーデビューした大きい事務所のグループが解散って聞いた時もサカナは大丈夫って思ったし、盟友って言えるようなグループが解散って聞いた時も他人事だと思ってた。全然、全然ひとごとじゃなかった。そんなこと思っていたから罰が当たったのかって思うぐらい。

コロナのせいで、ではなかったところは良かった。全然よくないけど。昨年末から話し合いをしてきたって聞いて、メンバーのコメントを読んで、弱いオタクなのでそれで割り切れるわけではなくて、でもメンバーには幸せになってほしい。この世で一番幸せになってほしい。無理やり続けてがたがたになってしまうぐらいなら綺麗に終わらせて未来に進んだ方が絶対に良いし、それを決断できたことは尊い。終わらせるって打つだけで泣けてくるけど。たくさんたくさんの感情をくれて未来に希望を見せてくれたサカナのみんなが彼女たち自身で納得のいく望む未来を手に入れてほしい。そのために頑張ってほしい。姿が見えなくなってもずっと応援し続けるから絶対に幸せになってほしい。でもやっぱりどうしたらいいか分からないね。サカナ以上に好きになるアイドルなんていないよ。そもそもアイドル畑の人間じゃないのに好きになったのがサカナなんだから。

 残った時間で何ができるかな。ライブ何回行けるのかな。ライブ用耳栓って、演奏は十分聞こえるけどやっぱり耳栓なので周りの人の声援とかクラップとかは聞こえにくくなるんですよ、自分の声はめっちゃ聞こえるのに。だから普段のライブはクラップはできても、恥ずかしくなってしまうからほとんど発声してなかった。でも最後のライブは耳どうなってもいいから耳栓なしで、まなちゃんって叫んでめいっぱい口上もコールも乗らせてもらって、Summer plan のフゥー↑もやって、夜間飛行のらららも歌って、あとは一番好きな新しい朝やってくれたら全力で起きろー!って叫びたいなって思ったけど、コロナのせいで発声なしの可能性の方が高いのかなって思うとしんどい。て言うか新しい朝やら無さすぎじゃないですか。照井さん生誕で照井さんにやってほしいって言っちゃったよ…迷惑オタクだったかもしれない…。Twitterのアカウントもせっかく作ったのに。フォローフォロワーさんと現場で話すってのやってみたかったな。口下手ですけど。まだ間に合うのかな。最終公演だけは死んでも行きたい。お願いだから。

とにかくありがとうって伝えたい。お手紙書こう。まずはまなちゃん生誕だけど!まだコメント決まってないのでこんな文章書いてうだうだしている場合じゃないんだ本当。3か月で何ができるだろう。気持ちの整理もつくのかな。わからんな。

今日は定期公演です。

 

*1:この記事を書いたとき勘違いしてたのですが、実際は1階のフロアの中の段差上がっただけのとこだったはずです……なんか高いところから見た+広い印象+いつものCreatoより遠かった+あの一回しかリキッド行ってないってので2階の気持ちになってたんですね、、、人間の脳みそは適当